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「研究力向上セミナー」を実施しました

【目的】

令和4(2022)年3月28日(月)に、ZOOMを利用した「研究力向上セミナー」を開催しました。本セミナーは、『論文の書き方や英語プレゼンをポイントで学ぶ』をテーマとし、大学院生や学部生が今後英語で論文を書いたり、それを海外の学会で口頭発表する場合に必要なルールや知識を習得することを目的としています。今年度、スタートした次世代研究者挑戦的研究プログラム受給学生向けのコンテンツとして実施しました。

【実施方法】
開催日時:令和4(2022)年3月28日(月) ①13:00~14:30 ②14:45~16:15の2コマ
講師  :小野義正
対象者 :大阪府立大学および大阪市立大学の大学院生、学部生(定員;各コマ80名)
開催方法:ZOOMによるオンライン形式

【内容】
本セミナーは、以下の2コマの構成で実施された。

『1.英語論文の書き方』
自身の研究成果を、英語論文として海外に向けて投稿する際に必要な、基礎的知識についての講義があった。内容としては、日本文と英文の文章構造や記述の順序の違い、外国人には通じにくい日本人英語の特徴とその対策、英語表現の守るべきルール、客観性と形式的な表現を持った文章の書き方、シンプルで分かりやすい文章の必要性、論文の各項目毎の具体的な単語や文章の使用例等、多くの例を基に英語論文を書く場合の注意点の説明があった。

『2.英語プレゼンテーション(口語発表)の心得』
研究成果を、海外での学会等で英語を用いて発表する場合に、聴衆に十分理解していただくための具体策についての講義があった。内容としては、プロジェクター照射での見やすい文字の大きさや図表、短時間の発表のために資料の枚数や要点の数を減らすこと、平易な用語を使い内容を理解してもらう伝え方、発表の項目の順番、顔の向きや目線等による聴衆とのコミュニケーションの大切さ、質疑応答時間の有効な使い方、発表後の論文投稿の必要性等について、その準備から発表後の対応まで、詳細な説明があった。

本セミナーには定員を上回る申し込みがあり、大学院生や学部生にとっては、大変興味深い内容であった。
なお、申し込み者のうち、当日視聴出来なかった学生に対しては、後日、録画を視聴できるように対応している。

写真:ZOOMによるセミナーの様子
(PowerPointの資料を画面共有しながら説明)

*本活動は、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の“次世代研究者挑戦的研究プログラム”の活動の一環として、大阪市立大学が主催しました。